20代後半と30歳で2人の子供の親になり、割と若かかったので体力的には良かったんですが、自分が何者かもわかってない状態、子供が子供を産んでしまったような感じだったので、私の子育ての幕開けはかなりしんどかったです。
大半の女性にとって子を産み育てるという事は大変な部分もあると思いますが、それに加え上の子が2カ月の時に母を病気でを亡くし、下の子を妊娠中に夫の一度目の転職、そこでの生活にやっと慣れてきた5年後に二度目の転職で行ったこともない誰も知り合いがいない場所に引っ越しをし、その間に実家との軋轢があり、心身ともにハードで、ボロボロになりました。
そして自分のHSPの部分って、大抵子供に似ちゃうんですよね。子育てを通して、自分の子供時代をもう一度なぞって、嫌になるんです。自分が親に否定されて嫌だったのに。。私がHSPと認識して自分と向き合ったのが40近くなので、子育ての初めのころは自分と似た部分をなかなか直視できなくて、でも最近はそういう所があなたの良い所だよって言えるようになりました。赤ちゃんの頃から、もっと余裕のある子育てがしたかったって、後悔はたくさんあります。特に上の子の時には、何ておおらかじゃなかったんだろうって。お母さんが笑っているのが一番大事って言われて、そんなことわかってるけど、全然出来なくて、そういう事を言われるのさえ本当に苦しかった。
私の理想としては、今のマインドのまま20代くらいに子供を産むのが理想ですが、人生そんな予定通りにはいきません。当時の私はそれが最大限の出来る事だったんです。命がけでお腹の中で育んで、産んで、育てきました。
このように、子育てハードモードだった私が言えることは、協力してくれて信頼できる人がいればいるほどいいということです。自分の思いを吐き出せる場所とそれを共感してくれる人、そして実際に子育てをサポートしてくれる存在が居たら最強です。子育ては一人では出来ませんから。
私はきっと陰と陽で言えば陰の方なので、育児書に載っているような太陽のようなお母さんにはなれないけれど、繊細なお母さんにはその良さがきっとあるはずです。子供と一対一になりすぎないように、自分だけが背負わず周りに分散して、自分のペースで子育てが出来たらいいなと思います。
一連の出来事は、大変だったけど、自分の根本を見直すことになったから、子供を産んだ時よりは少しは大人になれたかなぁ。
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